アシスタントとしての第一歩

Vol.17 そして、その年の12月から3か月間、私は職業訓練校でアシスタントとして勤務することになりました。

 

久しぶりにお会いしたN先生は、生徒だった頃に感じていた厳しい印象とは少し違っていました。

 

「よろしくね」

 

そう優しく声をかけてくださり、その一言に緊張していた気持ちが少しほぐれたのを覚えています。

 

初日はオリエンテーションから始まり、自己紹介やスピーチなどが行われました。

訓練生の皆さんも緊張していましたが、私も緊張。

 

それでも、数か月前まで自分が訓練生として過ごしていた日々を思い返すと、不思議と「今、何を求められているのか」が少しずつ見えてきました。

 

その瞬間、ふと心の中で思ったのです。

「あ、この仕事、好きかもしれない。」

 

訓練生の皆さんと関わり、先生をサポートしながら過ごす時間は、とても自然で心地よく感じられました。

 

そして、N先生もそんな私の様子を見て、少しずつ信頼してくださっていることが伝わってきました。

 

初日を終え、

「明日からもやっていけそう。」

 

そう思えるだけの自信を持てた初日でした。